年に二回ほどは長めの旅行を企画するのが、私のこの数年のパターンです。
旅に出ることで、新たな景色に出会い、そこで気が付くこと、知ること、刺激を受けることができて私にはありがたい時間になっています。
この秋はこれまでなかなか縁のなかった北東北を愛車で巡ってきました。10日間で2700kmの旅でした。日本は広くて、緑と水の豊かな美しい国であることを再認識しました。
これからの日本は、製造業による輸出に頼るだけではなく、観光立国として国内の優良なコンテンツを海外からの旅行客に提供することで外貨を獲得することが求められています。
「インバウンド対応」と言いますと、「英語(多国語)表記すること」「接客するスタッフに英語を学ばせること」「免税店になること」などが真っ先に頭に浮かぶ事業者さんもおられるかもしれませんが、それだけではなかなか海外からの顧客のニーズに応えることにはならないのです。
なぜ彼らがあなたのお店に行き、商品を手に取り、購入するのか、顧客視点でのストーリーをイメージできていなければ、せっかくのチャンスを逃すことになりかねません。
海外からの観光客は、日本人観光客とは異なる視点で消費先を探しています。
美しい日本の、素晴らしいコンテンツの数々をどのように海外からの来訪者に提供していくのが効果的なのか、様々な場面を目にすることで、ご支援する側に回った場合に何をアドバイスできるか、具体的に考えを巡らせた10日間の旅でした。