バンコクへの旅

しばらく前のことになってしまいましたが、タイのバンコクへ一週間ほど一人旅をしてきました。

数年ぶりの海外で、またタイは初めて行く国でしたので見るものすべてにわくわくドキドキしながらの旅になりました。

日本は今後観光立国としての施策を進めていくはずですので、自分自身が「海外旅行客」の視点をもって他国を学ぶということ、またITの活用状況なども自分の目で見てきたいというのが今回のテーマでした。

空港での両替や電車への乗り換え、電車といえば切符(タイでは「切符」とは言わないのですが)の買い方など、「日本とは違う」「日常とは違う」行動をすることはワクワク感とともに緊張感もあるものです。海外から日本に来られる方も同じように感じられているかもしれません。

思うよりも高い物価、もしかしたら日本よりも良い車、新しい車がたくさん走っていること、そして若い人が多く働く姿を見ながら改めて日本で進む「高齢化」の問題なども考えさせられることになりました。

物価に関しては、Apple製品や自動車など、グローバル展開をしているものは明らかに日本で購入した方が安いです。日本のドラッグストアで1200円くらいで販売されている、日本のメーカーのアイライナーが4000円近い価格で売られているのを見たときには驚きました。「日本製だからプレミアがついている」というわけでもなさそうです。

街中を走っている車には、日本車も含めて新型の車が多かったのも印象的でした。マーケットを見たくて車で走って一時間半くらいの地方にも行きましたが、そこでも私が勝手にイメージしていた、「日本では見かけなくなった古い車が走っている」というようなことは全くなく、新しい車ばかりが目に入りました。両国で車が走っている風景だけを写真に撮って並べたら、タイの方が「経済的に発展した国」として映るかもしれません。

世界中から観光客が来ているように感じられる人種構成が、電車の中でも観光地でも見られましたが、日本人観光客はほとんど見られませんでした。特に若い人は全く見かけません。東南アジア各国は、以前であれば若い人の海外旅行デビューに選ばれていたと思いますが、「日本の若い人が海外に行こうとしない」ということが実感できました。

私たちの世代では「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われた時代を過ごし、未だにそのイメージを自分の中から消し去れていないかもしれませんが、時代は進み世界は変わっています。

それを体験の中で感じ、そのうえで自分に何ができるかを考えられる機会になる、海外への旅をこれ以降も続けていくつもりでいます。

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