パッケージの役割 焼き菓子の箱編

この1か月ほどの間に、お菓子をいただくことが続いてありました。甘いものが好きなので、とてもありがたくいただきながら、その箱を眺めていて気が付いたことをまとめてみました。

お菓子の箱、と一口にいっても、様々なタイプのものがあります。以下、写真付きで紹介しますが、万一ご迷惑をおかけすることが無いように、店名をわからないような撮り方にしていることをご了承ください。

スチール缶

こちらはスチール缶の箱です。中にはプラスチックの仕切りが入っていて、それぞれ種類ごとにクッキーが入っているタイプです。いただいたものもそうでしたが、このタイプは老舗の菓子店で多く使われているように感じます。レトロなデザインが映えるパッケージで、贈答用商品にはとてもマッチしています。中の商品を守るという点でも安心できますね。

再利用という側面でも、そのまま小物入れとして活用することもできますし、金属はリサイクル率も高く環境負荷も少ないのかもしれません。

紙箱(糊付け)

住宅街にあるお菓子屋さんの焼き菓子詰め合わせをいただいた際の箱です。横から見ると、上下の箱の重なり部にあえて隙間を残し、すっきりとしたデザインを際立たせている上質な箱でした。(写真の撮り方が下手で申し訳ないです)
箱そのものもかなりしっかりとした紙でできており、糊付けされて組みあがったものでした。こちらも手元に残して小物入れなどに使えるだけの耐久性がありそうです。

箱の中には紙製の緩衝材が詰められており、その上に個包装された焼き菓子が並んでいました。手作りの温かみが伝わります。

お客様の注文に合わせて、柔軟に詰める商品の種類や数を変えることができそうですので、個人店では使い勝手が良さそうです。

紙箱(折り畳み)


外箱をお見せすると店名がわかってしまうデザインだったので、中の写真のみですが、比較的よく見かける、折り畳み式の紙箱です。こちらは中の仕切りも紙でできています。このタイプは使う直前まで箱の形に組み上げることなく保管できるので、店内で場所をとらないというメリットがあります。費用も比較的リーズナブルにオーダーできます。

商品パッケージの選び方

商品パッケージによって顧客がその商品に対して抱く印象は大きく異なります。特に贈答品の場合には、「顧客」が2人いることになります。贈る側、贈られる側、それぞれが満足するようなパッケージを、満足いただける価格で提供すことが求められるわけです。

パッケージには、中の商品を守ることや、使い勝手の良さ(特に提供側)などの機能的価値以外に、商品の印象を決める、特に第一印象を左右するという大きな役割もあるということです。

パッケージを選ぶときは価格だけではなく、お客様の視点で考えてみることが大切です。

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